信濃大町の家
信濃大町の家
1台のストーブで、部屋全てを暖房しようと考えました。
在来工法の問題点は、柱や土台の主要軸組部分と断熱層が一体になっており気密層が不完全なとき壁内低温側で結露を起こします。冷え込みの厳しいこの地域で木造軸組外側断熱工法を採用し室内の熱環境の効率化を目論み計画しました
施主は、薄く大きなＴＶの替わりに黒い薪ストーブを購入しました。
薪の炎のほうが癒してくれるようです。この家には、電話アウトレット、テレビアウトレット設備はありません。携帯電話とラジオで情報を入手しています。雪対策の要望を受け持ち上げられた浮かぶ箱に荷重の開放を試み、そして1ｍほど積もる雪にも対応できると考えました
「1000万円で別荘ではなく家を建てたい」と相談を受け建てる事が出来るのかなと考えながら施主と美しい木立が建ち並ぶ敷地に同行し、そこに建てみたい衝動にかられそして、施主の気持ちと考え方に後押しされ、建築工費、設計監理費、消費税全て含む1000万ハウスを引き受けました。
データ
●所在地 /長野県大町市
●敷地面積 /1476㎡
●建築面積 /55.01㎡
