峰山の家
峰山の家
付近に緑が残る、ヒナ段状に開発された住宅地に、夫婦と幼い子供の為に設計しました。道路レベルはガレージ、階段アプローチを設け、グランドレベルはそれらのスペースよりオーバーハングした平屋に生活空間を確保しました。グランドレベルの平屋の箱は敷地より25ｃｍ浮かび上り、湿気対策にも役立っています。
このあたりの地域、日本海気候の冬は、雪が深く日照時間が短く北西風が強い特性があります。そこでキッチンと浴室の間に光庭を設け、南側と北側からの採光でき明るいキッチンが確保できます。また浴室の全開放サッシを引き込むと露天風呂として楽しむことが出来ます。そしてキッチンに連続するサービステラスは前後に全開放サッシを取り付け、冬季の洗濯干し物作業の軽減をはかっています。
開放できる引戸は家族の気配をつなぐことを目的としています。住宅内のサッシや建具は閉じたり閉めることができ、また床暖房やエアコンが機能することで、時間、季節、経済的、シチュエーション、使い勝手などに応じてさまざまな環境や場所を選択・調整しながら生活を楽しめる居心地の良い家です。
データ
●所在地/京都府京丹後市
●敷地面積/375.48㎡(108.03坪)
●建築面積/138.44㎡(41.87坪)
●延床面積/174.83㎡(52.88坪)
●B１階/53.53㎡(16.19坪)
●１階/121.30㎡(36.69坪)
●構造/木造一部RC造混構造
